Song List
1.Israel 2.Haunted Heart 3.Beautiful Love (Take 2) 4.Beautiful Love (Take 1)
5.Elsa 6.Nardis 7.How Deep Is The Ocean 8.I Wish I Knew 9.Sweet & Lovely
10.The Boy Next Door
解説
ビル・エヴァンス(Pf)の代表作のひとつ。
私がジャズ研に入って最初に聴いたCDの中の一枚でもあり、「これぞモダンジャズ」というイメージが非常に強い作品です。実際、ビル・エヴァンスは現在のモダンジャズをこの形にした人と呼んでも過言ではない偉業を成し遂げました。
ビバップ〜ハード・バップ時代のジャズ・ピアノは、右手でメロディを弾き、左手でコードを押さえるバド・パウエルのスタイルが基本形でした。しかし、ビル・エヴァンスは両手を自在に使い、マイルスが夢中になったモード・ジャズをピアノに移植、それまで聴かれなかったような斬新な演奏を行ったのです。
また、それまでのトリオでは、ベーシストとドラマーは主役のピアニストをサポートする脇役にすぎなかったのですが、エヴァンスのトリオ(ベースはスコット・ラファロ、ドラムスはポール・モチアン)は、三者が対等の関係で演奏する―自由に動きまくるベース&ドラム!―「インタープレイ」と呼ばれる、現在も続くジャズの典型を作り上げたのでした。
このアルバムでは 1.Israel や 6.Nardis 7.How Deep Is The Ocean がおすすめです。
マイルスの「Birth Of The Cool」に入ってる Israel との違いにびびりますよ。